カップ焼きそばを食べないわけ

もぅ、すご〜く昔の話です。

高知は「台風銀座」と呼ばれるほど、
台風といえば、“高知” 高知といえば”台風”
台風が来ると“足摺岬”か“桂浜”がテレビに映り有名でした。

そして、ここから私の台風災害の経験です。

2年連続で浸水しました。
1年目は、1メートル
2年目は、1.3メートルの浸水

家の中はぐちゃぐちゃになり、前もって畳も上げていましたが予想以上の浸水で、電化製品も全て泥の中でした。

洗うにも洗えません。
ご近所も同じように被害を受けているので、誰からの応援も援助もありませんでした。

水害2日目に市から普及されたものは、1人2個のおにぎりとパン1個。
丸3日間、同じものでした。

断水していて飲む水も無く、おにぎりとパンだけで、口の中はカラカラでした。

今では熱中症という言葉もありますが、その頃は水害よりも栄養不良と水分不足で死ぬかと思いました。

4日目に、地域の人が市役所に行き、文句を言いました。
「1日、おにぎり2個とパン1個では耐えられない」と言うと、市役所は「市内全体が水害なのだから食べ物が1日1回届くだけでも感謝してください」と言われたとのこと。その方は4キロの道を5時間かけて歩いて帰って来ました。

すると、次の日、おにぎりに変わってカップ焼きそばが1日に2個届くようになりました。
美味しくて、喜んで食べました。

でも・・・
次の日も、カップ焼きそば、その次の日もカップ焼きそば・・・。

1週間後には、カップ焼きそばを見るだけで吐きそうになりました。

今でも、カップ焼きそばを見ると水害の後の辛かった日々が思い出されます。

水害の後の泥は、水をかけても退きません。

泥が乾いたら土埃が酷くて、目も真っ赤になり、風邪でもないのに咳が出ます。

毎日、毎日、ゴミの山と乾かない家の中で、気持ちが憂鬱になりました。

災害の後は、身近な方にお手伝いをお願いしてください。
プチ差入れもしてもらってください。

災害の後は、頑張ろうと思っても身体が動きません。
何から始めていいのかも分かりません。

被害にあってない人に応援してもらい、一緒に片付けをします。

温かい飲み物や食べ物があると、心も暖かくなります。

でも、来る日も来る日もカップ焼きそば・・というようなことは避けましょうネ。

私は、あの時のカップ焼きそばのこと、忘れることはありません。


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